「トイレのニオイが気になる…」「お留守番のあいだに粗相してしまう…」「シニア期に備えて、何をそろえればいいのか分からない…」
柴犬との暮らしは尊くて楽しい反面、トイレ・衛生・食事・シニアケアの4つの場面で、どうしても悩みが出やすいものです。
そんなとき心強い味方になってくれるのが、ユニチャームのペット用品。
紙おむつや生理用品で培われた吸収技術や、介護用品のノウハウが活かされたアイテムは、柴犬との暮らしを一気にラクにしてくれます。
ただし、「とりあえず有名ブランドだから」だけで選ぶと失敗しやすいのも事実。この記事では、
- 柴犬とユニチャーム商品の相性と全体像
- 愛犬に合ったサイズ・アイテムの選び方
- ライフステージ別・性格別のおすすめ活用シーン
- 失敗しやすいポイントと、回避するコツ
- 実際の切り替えステップ・コスト管理の考え方
までを一気に整理します。
初めてユニチャーム商品を使う方はもちろん、すでに使っているけれど「もっと上手に活用したい」という方にも役立つ内容です。
ユニチャームで整える「柴犬との暮らし」4つの土台
ユニチャームのペット用品は、柴犬との暮らしを次の4つの土台から支えます。
- トイレ・排泄ケア：デオシート、デオシートPremium、マナーウェア など
- 衛生・ニオイ対策：消臭スプレー、ウェットシート、ゴミ袋 など
- 食事ケア：総合栄養食ドッグフード、おやつ、トッピング など
- シニア・介護ケア：長時間用おむつ、足腰サポートグッズ など
特に柴犬は、
- 外遊びが大好きで汚れやすい
- マーキングやこだわりが強く、トイレの失敗が続きやすい
- シニア期に入ると足腰・関節の負担が出やすい
という特徴があるため、排泄ケア・衛生・シニアケアの3分野でユニチャーム製品が活躍する場面が多くなります。
まずは、あなたのご家庭にとっての「基本セット」をイメージしてみましょう。
室内飼いの柴犬（成犬）でよくある基本セット例
- トイレトレーに合わせたサイズのペットシーツ（デオシートなど）
- 成犬用総合栄養食のドライフード（体重・年齢に合わせたもの）
- 散歩やお出かけ用のマナーウェア（マーキング・粗相対策）
- トイレ周りの消臭スプレー・除菌ウェットシート
ここに、柴犬の年齢や体質に合わせて、シニアケア用品や関節サポート系のおやつを足していくイメージです。
大切なのは、
- 「うちの子に必要なカテゴリはどれか」
- 「今、何が足りていないのか」
を整理してから商品を見ること。闇雲に「全部そろえよう」とするのではなく、ユニチャーム商品で足りない部分を埋める意識で選ぶと、ムダ買いがぐっと減ります。
柴犬の情報を整理してから選ぶ｜失敗しないための事前準備
ユニチャーム商品を上手に活用するには、買う前に必ず「柴犬のプロフィール」を整理しておきましょう。これは、トイレ用品・フード・おむつなど、どのカテゴリにも共通する重要なステップです。
事前にメモしておきたい5つの基本情報
以下の項目を紙やスマホメモにまとめておきます。
| 項目 | 目安・ポイント | メモ例 |
|---|---|---|
| 体重 | 1〜2か月に1回は測定し、最新値を把握 | 9.0kg（2025年4月測定） |
| 胴回り | 前足の後ろあたりをメジャーで一周測る | 48cm |
| ウエスト | おむつ・マナーウェア選びの最重要サイズ | 42cm |
| 年齢 | 子犬・成犬・シニアで必要なケアが大きく変化 | 4歳・避妊済み |
| 生活パターン | 室内/屋外、留守時間、散歩時間帯など | 日中は留守が多い室内飼い |
この5つを押さえておくだけで、パッケージに書かれている「適応サイズ」表示と、実際の愛犬を結びつけて考えやすくなり、サイズミスが激減します。
柴犬ならではの「こだわりの強さ」を忘れない
柴犬は、次のような傾向が強い犬種です。
- 環境の変化に敏感で、急な変更を嫌う
- トイレの場所や足裏の感触にこだわりがある
- フードの匂いや粒の大きさに好みが出やすい
そのため、ユニチャーム商品への切り替えや新規導入は、「少しずつ慣らす」ことが大前提になります。事前に、次のような情報もメモしておきましょう。
- 普段使っているトイレの場所・トイレトレーのサイズ
- 現在与えているフードの銘柄・1日の給与量
- 粗相が出やすいタイミング（留守番中・来客時など）
- 動物病院で指摘された注意点（体重・関節・皮膚など）
これらを整理しておくと、
- 店頭でスタッフに相談するとき
- ネット通販でサイズ表を比較するとき
- 獣医師に商品について質問するとき
に、「うちの子はこういう状況です」と具体的に説明できるので、的確なアドバイスをもらいやすくなります。
シーン別｜柴犬とユニチャーム商品のおすすめ活用例
ここからは、実際の暮らしのシーンごとに、ユニチャーム商品をどう活用していくかを具体的に見ていきます。
子犬期：トイレトレーニングをラクに進めたいとき
子犬のうちは、トイレの失敗が当たり前。とはいえ、リビングでの粗相が続くと、飼い主もストレスが溜まってしまいます。そんなときに頼れるのが、高吸収＆消臭タイプのペットシーツです。
- 可能ならケージ内にトイレコーナーを固定する
- デオシートなどの吸収力の高いシーツを敷き、失敗しても床まで染みないようにする
- 初期はトイレ成功時に静かな声でほめる＋ご褒美も活用
シーツの交換頻度は、「まだ大丈夫かな？」と思う一歩手前くらいがベスト。常に清潔な状態を保つことで、子犬も「ここは気持ちいいトイレだ」と覚えやすくなります。
成犬期：共働き家庭のお留守番対策
共働きで日中留守時間が長いご家庭では、
- 長時間のトイレ我慢による膀胱への負担
- 粗相による床やカーペットのダメージ
- 帰宅時の強いニオイ
が悩みになりがちです。
この場合、
- 吸収量の多いペットシーツを広めに敷いておく
- 気になる場所にはマナーウェアを併用してダブルガード
- トイレ周りには消臭・除菌グッズを常備
といった組み合わせが力を発揮します。
「トイレの失敗をゼロにする」のではなく、「失敗しても被害を最小限に抑える」という考え方に切り替えると、飼い主の心もラクになります。
シニア期：足腰の衰えや寝たきりに備えた介護ケア
柴犬は一般的に7〜8歳頃からシニア期と言われますが、実際には個体差が大きく、
- 段差を嫌がるようになった
- 寝ている時間が増えた
- トイレまでの移動が間に合わないことが増えてきた
といった変化が目安になります。
このタイミングで、
- 長時間用のマナーウェア・紙おむつ
- ベッド周りのペットシーツ
- 拭き取り用のウェットシート
をチェックしておくと、いざというときに慌てずに済みます。
いきなり全身おむつにするのではなく、
- 夜間だけマナーウェアを試してみる
- 寝ているベッドの周りにシーツを敷いておく
など、愛犬のストレスが少ない範囲から始めるのがコツです。
失敗しないための選び方・買い方のコツ
実際に商品を選んで使い始めるときは、次の3ステップで考えるとスムーズです。
ステップ1：情報を集める
- 公式サイトや通販サイトで、「柴犬」「中型犬」「ユニチャーム」などのキーワードで検索
- 商品ページで、適応犬種・体重・胴回り・ウエスト・吸収量をチェック
- レビューは「同じような体格・生活スタイルのワンちゃんの声」を中心に読む
レビューはあくまで目安ですが、「室内飼いの柴犬9kgでちょうど良かった」など具体的な情報は参考になります。
ステップ2：候補を2〜3種類まで絞って比較する
候補をある程度リストアップしたら、次のポイントで比較しましょう。
- サイズ：体重だけでなく胴回り・ウエストとの相性
- 吸収量：おしっこ何回分・何時間を想定した商品か
- 価格：1枚あたり・1食あたりの単価
- 入手性：近所のドラッグストアや通販で継続購入しやすいか
迷ったら、ペットショップのスタッフや動物病院で「柴犬でこの体格なら、どのサイズを選ぶことが多いですか？」と聞いてしまうのが一番早くて確実です。
ステップ3：まずは「少量パック」から試す
いきなり大容量パックを買ってしまうと、愛犬に合わなかったときに丸ごと無駄になってしまうリスクがあります。
- 初回はできるだけ少量パック・小さい容量を選ぶ
- トイレ用品なら、数日〜1週間じっくり様子を見る
- フードなら、1袋食べ切るまでの反応を観察する
「これなら続けられそう」と思えたタイミングで、まとめ買いに移行すると安心です。
切り替えをスムーズにする具体的ステップ
ここでは、トイレシーツ・フード・マナーウェアの3つに絞って、具体的な切り替えの手順を紹介します。
トイレシーツを切り替えるときのコツ
- 1〜2日目：新しいシーツの上に、少しだけ使用済みの古いシーツを重ねる
- 3〜4日目：古いシーツを半分程度に減らし、「匂いだけ残す」イメージにする
- 5日目以降：新しいシーツだけにして様子を見る（失敗が増えたら一段階戻す）
柴犬は匂いでトイレを認識しているので、「新しい＝別の場所」と思わせないことがポイントです。
フードをユニチャーム製に切り替えるときの割合の目安
フードの切り替えは、最低でも1週間はかけるつもりで行いましょう。
- 1〜2日目：旧フード70％ ＋ 新フード30％
- 3〜4日目：旧フード50％ ＋ 新フード50％
- 5〜6日目：旧フード30％ ＋ 新フード70％
- 7日目以降：新フード100％
この期間中は、
- 便の硬さ・回数・ニオイ
- 吐き戻しの有無
- 食欲・元気さ
をよく観察しましょう。異変があれば、割合をひとつ前の段階に戻し、様子を見ながらゆっくり進めてください。
マナーウェア・おむつに慣らすときのポイント
- 最初から長時間つけっぱなしにしない
- 数分→数十分→半日と、少しずつ時間を伸ばす
- つけた直後におやつや褒め言葉で「いいイメージ」をセットにする
嫌がる場合は、サイズが合っていない可能性もあります。きつすぎないか・ズレていないかを必ずチェックしましょう。
よくある失敗と、柴犬ならではの落とし穴
ユニチャーム商品は便利ですが、選び方や使い方を間違えると、次のような失敗につながります。
- サイズが合わず、漏れやズレが頻発する
- 柴犬が嫌がり、トイレやおむつから逃げ回る
- ニオイが思ったほど軽減されない
- シニア期に慌てて介護用品をそろえて、うまく使いこなせない
代表的な落とし穴と、その回避策を整理します。
犬種名だけでサイズを選んでしまう
「柴犬用」「中型犬用」と書いてあるからといって、すべての柴犬にちょうど良いとは限りません。
- 必ず胴回り・ウエストの実測値をメジャーで測る
- 商品ページのサイズ表と、数字で比較する
- 境目サイズの場合は、使用シーン（動きやすさ重視か、漏れ防止重視か）で決める
「中型犬用マナーウェアを買ったら、ウエストが緩くておしっこが漏れてしまった…」という失敗は、事前の採寸でかなりの確率で防げます。
トイレ・フード・おむつを一度に全部変えてしまう
「今日から全部ユニチャームに変えよう！」と張り切ると、柴犬にとっては環境の激変です。
- まずはトイレ用品だけ
- 慣れてきたらフード
- 最後にマナーウェア・おむつ
というように、1アイテムずつ順番に変えていくことで、愛犬のストレスを減らしつつスムーズに移行できます。
ニオイ対策をグッズだけに頼りすぎる
高性能な消臭機能を持つペットシーツやマナーウェアも、「交換しなくていい」という意味ではありません。
- 使用済みシーツはこまめに交換する
- トイレトレーの洗浄・床の拭き掃除もセットで行う
- 部屋の換気や空気清浄機の活用も忘れない
ユニチャームの商品は、あくまで飼い主のケアをサポートする道具です。基本のお世話と組み合わせることで、初めて最大限の効果を発揮します。
シニア期になってから慌てて介護用品をそろえる
シニア期に入ってから一気にあれこれ買いそろえると、
- 愛犬が慣れる前に体力が落ちてしまう
- どれが本当に必要だったのか分からない
といった状態になりがちです。
おすすめは、
- 7〜8歳頃から、「そろそろシニアかな？」と感じ始めた段階で情報収集を始める
- まずは短時間のおむつ・マナーウェアから慣らしておく
- ベッド周りのシーツや滑り止めマットも少しずつ整える
という、早め・小さく・少しずつのスタンスです。
家計と環境にもやさしく使うための工夫
ユニチャームの商品を長く使っていくうえで、見逃せないのがコストとゴミ問題です。
コストを抑えながら快適さをキープする考え方
- 最初から最安値を狙うより、「適正品質」を見極める
- 使い捨てアイテムは、1枚あたり・1食あたりの単価で比較する
- まとめ買いは「愛犬に合う」と確信が持ててからにする
「ちょっと高いけれど、漏れづらくて交換回数も減った」という場合、結果的にトータルコストが下がることもよくあります。
ゴミを増やしすぎないためのちょっとしたアイデア
- まだ吸収スペースが残っているシーツを、トイレの位置調整用に再利用する
- 使い終わったおむつやシーツは、専用の防臭袋にまとめて入れる
- ゴミ出しの日までフタ付きのゴミ箱に保管する
小さな工夫の積み重ねで、家の中の快適さと環境への配慮の両立がしやすくなります。
まとめ｜柴犬に合うユニチャーム商品を選ぶためのチェックポイント
ここまでの内容を、あらためてギュッと整理します。
- ユニチャームの商品は、「トイレ」「衛生」「食事」「シニアケア」の4つの面から柴犬との暮らしを支える
- 購入前に体重・胴回り・ウエスト・年齢・生活パターンを必ず整理しておく
- 商品選びは、「情報収集 → 2〜3個に絞って比較 → 少量から試す」の3ステップが基本
- トイレシーツ・フード・マナーウェアの切り替えは、少しずつ慣らすのが成功のカギ
- 犬種名だけでサイズを決めたり、一気に全部変えたりすると失敗しやすい
- シニア期の介護用品は、「そろそろかな？」と思ったときからゆっくり準備しておくと安心
あなたの柴犬の性格や体質、生活環境に合ったユニチャーム商品を上手に取り入れれば、飼い主にとっても愛犬にとっても、今よりずっと快適な毎日に近づけます。
焦らず、少しずつ。愛犬の様子を観察しながら、「うちの子にとってのベストな組み合わせ」を見つけていきましょう。
FAQ｜柴犬にユニチャームのペット商品を使うときのよくある疑問
柴犬には「小型犬用」と「中型犬用」のどちらを選べばいい？
パッケージに書かれた「柴犬」「中型犬」などの表記だけで決めるのは避けましょう。体重だけでなく、胴回り・ウエストの実測値をメジャーで測り、商品ごとのサイズ表と照らし合わせて選ぶのが基本です。迷ったら、メーカーの問い合わせ窓口やペットショップで相談すると安心です。
トイレシーツやフードはどのくらいの期間をかけて切り替えればいい？
柴犬は環境の変化に敏感な子が多いため、トイレシーツは数日〜1週間、フードは最低1週間をかけてゆっくり切り替えるのがおすすめです。匂いを残しながらシーツを入れ替えたり、旧フードと新フードの割合を少しずつ変えながら様子を見ましょう。
シニア期に備えて、いつ頃から介護用品をチェックしておくべき？
一般的には7〜8歳頃からシニア期と言われますが、段差の上り下りを嫌がる・トイレまで間に合わないことが増えてきたなどの兆候が見え始めたら、そろそろ準備のタイミングと考えて良いでしょう。いきなり全身おむつにするのではなく、短時間のマナーウェアから慣らしていくとスムーズです。
ニオイ対策はユニチャームのシーツやおむつだけで十分？
高性能な消臭機能を持つ商品も多いですが、それだけに頼るのはNGです。こまめなシーツ交換・トイレトレーや床の掃除・部屋の換気など、基本のニオイ対策と組み合わせてこそ、本来の効果を発揮します。
家計への負担が気になるとき、どこから見直せばいい？
まずは、
- 1枚あたり・1食あたりの単価をざっくり計算する
- 「高すぎる」と感じるアイテムが、本当に必要な品質かを見直す
- 愛犬に合わなかった商品を出さないよう、初回は少量パックで試す
といった点から見直しましょう。「多少高くても、交換回数が減ってトータルコストが下がる」というケースも多いので、単純な価格だけでなくトータルの使い勝手で判断するのがおすすめです。
コメント