「急に柴犬がケホッと咳をした」「最近咳が増えて心配」——そんな不安を抱えてこの記事に辿り着いた飼い主さんへ。
柴犬は比較的健康で丈夫な犬種ですが、咳が続く場合は注意が必要です。単なるホコリによる刺激から、病院に行くべき重大な病気まで幅広いため、早めの判断があなたの愛犬を守ります。
このページでは、柴犬が咳をする代表的な原因・家庭でできるケア・病院へ行くべきサインを初心者でも分かりやすく整理しています。
柴犬が咳をする主な原因
咳は「のど・肺・気管」など呼吸器にトラブルがあるときのサインです。以下のような原因がよく見られます。
1. 喉への刺激(ホコリ・毛・エサの逆流)
最も多いのが一時的な刺激です。散歩中の草やホコリ、換毛期の抜け毛が喉に入ると咳が出ます。数回で止まることが多く、心配はそこまで必要ありません。
2. 気管支炎・風邪
ウイルス感染や寒暖差で喉が炎症を起こすと咳が続きます。ゼーゼー・ハァハァと苦しそうな呼吸が見られることがあります。
3. 逆くしゃみ(リバーススニーズ)
柴犬に非常に多い現象で、「ブーブー」「ググッ」と鼻を鳴らすような呼吸になります。苦しそうに見えますが多くは無害です。
4. 気管虚脱(気管が潰れやすい状態)
小型犬に多い病気ですが、柴犬にも発症することがあります。ガーッというアヒルの鳴き声のような咳が特徴。放置すると悪化するため注意が必要です。
5. 心臓病(僧帽弁閉鎖不全症など)
特にシニア期の柴犬に増える病気です。心臓が弱ると肺に水が溜まり、夜間や横になると咳が出ます。早期治療で寿命が大きく変わる病気のため見逃さないようにしましょう。
家庭でできる対処法(すぐ試せる)
1. 空気をきれいに保つ
- 換気をする
- 空気清浄機を使う
- 加湿して乾燥を防ぐ(湿度40~60%)
ホコリ・乾燥は咳の大敵。特に冬は加湿が効果的です。
2. 散歩後に軽くブラッシング
柴犬はダブルコートで抜け毛が多く、喉に毛が入ると咳の原因になります。軽いブラッシングで気道への刺激を減らせます。
3. フードをふやかして喉への負担を減らす
特にシニア犬や喉が弱っているときに有効。温かいお湯でゆっくりふやかすと飲み込みやすくなります。
4. ハーネスに切り替える
首輪は咳を悪化させることがあるため、引っ張り癖がある柴犬は必ずハーネスがおすすめです。
病院へ行くべきサイン(当てはまったら受診)
1. 咳が3日以上続く
軽い刺激なら1日で治まるため、3日続く場合は原因が隠れている可能性があります。
2. 夜間・運動後の咳が増える
心臓病の初期症状でよく見られるサインです。
3. ゼーゼー・苦しそうな呼吸
気管支炎・肺炎などの可能性があるため早めに受診を。
4. 食欲不振・元気の低下を伴う
感染症や重度の炎症の可能性があります。
5. 高齢犬(7歳以上)で咳が増えた
シニア期は心臓病の発症率が上がるため、早期診断が重要です。
動物病院での検査内容
症状によって次のような検査が行われます。
- 聴診(心臓・肺の音を確認)
- X線(肺・気管の状態)
- 血液検査(感染・炎症)
- 心臓検査(エコー)
咳の原因を特定すると治療方針が大きく変わるため、受診のハードルは低めが安心です。
予防のためにできること
- 室内環境を清潔に保つ
- 換毛期は丁寧にブラッシング
- 年1回の健康診断(シニアは年2回)
- フィラリア予防を必ず継続
日頃のケアが、咳の予防にもつながります。
まとめ:柴犬の咳は「様子見しすぎ」が危険
柴犬の咳には軽い原因もありますが、心臓病・気管の病気など見逃せない症状が隠れていることもあります。
次のどれか一つでも当てはまれば、早めの受診がおすすめです:
- 咳が3日以上続く
- 夜や運動後に悪化する
- ゼーゼー・呼吸が荒い
- シニア犬で最近咳が増えた
あなたの柴犬が少しでも早く楽になりますように。
この記事が不安を抱えている飼い主さんの役に立てば幸いです。



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