「夜になると柴犬がキュンキュン鳴いてしまう」「ベッドは置いているのに全然落ち着いてくれない」──そんなお悩みはありませんか?
柴犬の夜泣きは、ベッド選びと寝る環境づくりを少し見直すだけで、グッと楽になることが少なくありません。
この記事では、初心者の方でも今日から実践できるように、柴犬の夜泣きを減らすためのベッド選びのコツと、環境づくりのポイントを分かりやすく整理しました。
「どのベッドにすればいい?」「どこに置けばいい?」「夜泣きしたらどう対応すればいい?」という疑問に、一つずつお答えしていきます。
まずは全体像からつかんでいきましょう。
まず全体像をつかむ:柴犬の夜泣きは「ベッド」と「環境」がカギ
柴犬の夜泣きは、ベッドそのものと周りの環境をセットで整えることで、かなりの確率で軽減できます。
先に全体像を押さえておくと、「何から手をつければいいのか分からない…」という不安が小さくなります。
柴犬は日本犬らしく警戒心が強く、音・光・ニオイ・環境の変化にとても敏感な犬種です。とくに、次のようなタイミングでは夜泣きが起こりやすくなります。
- お迎えして1〜2週間の子犬期(とくに生後2〜4か月頃)
- ケージ・クレートトレーニングを始めた直後
- 家族構成や生活リズムが変わったとき(出勤時間・子どもの進学など)
- 季節の変わり目で暑さ・寒さが急に変化したとき
- 引っ越しや寝る場所の模様替えをした直後
ここで重要なのが、安心して眠れる「自分だけの場所」=ベッド(寝床)を用意してあげることです。
犬にとってのベッドは、単なるクッションではなく、安心・安全を感じられる小さな基地のような役割を持っています。
ただし、ベッドさえ買えば夜泣きがゼロになるわけではありません。
ベッドの形・サイズ・素材に加えて、置き場所・周囲の環境・飼い主さんの接し方が組み合わさって、ようやく落ち着いた睡眠につながります。
このあと、ベッド選び → 準備 → 慣らし方 → よくある失敗の流れで、具体的に見ていきましょう。
準備しておきたいこと:柴犬に合うベッド条件とチェックリスト
柴犬の夜泣きを減らすには、ベッド単体ではなく、サイズ・素材・置き場所・周辺グッズまでセットで考えるのが近道です。
まずはベッドの基本条件を整理し、そのあと購入前のチェックリストを確認していきます。
柴犬に合ったベッドサイズと素材の基本
柴犬は、丸くなって寝たり、のびのびと体を伸ばして寝たりと、寝姿のバリエーションが多い犬種です。
そのため、ベッドは「丸まったとき+少し余裕」が入るサイズを目安にすると、どの姿勢でも落ち着きやすくなります。
また、柴犬はダブルコートで毛量が多く暑がりな一方、冬は床からの冷えに弱い面もあります。
季節ごとにベッドを使い分けるか、上に敷くマットやブランケットで調整できるタイプを選ぶと便利です。
| ベッドのタイプ | 特徴 | 向いている柴犬 | 夜泣き対策としてのポイント |
|---|---|---|---|
| ドーム型ベッド | 屋根付きで囲まれ感が強い | 怖がり・音に敏感な子 | 安心感は高いが夏は熱がこもりやすい。風通しと温度管理に注意。 |
| ボルスター(縁あり)型 | 周囲にふちがあり、あご乗せしやすい | 見張りたがり・警戒心が強い子 | 「守られている安心感」と「周囲を確認できる安心感」を両立しやすい。 |
| マット・クッション型 | フラットで出入りしやすい | シニア犬・関節が気になる子 | 段差が少なく、ケージ内にも敷きやすい。トイレトレーニング中にも使いやすい。 |
| 冷感・メッシュタイプ | 通気性が高く熱がこもりにくい | 暑がりな子・夏場の使用 | 夏の寝苦しさによる夜泣きやハアハア対策に◎。エアコンと併用すると効果的。 |
| 保温・ボアタイプ | ふわふわで保温性が高い | 寒がりな子・冬場の使用 | 床からの冷えによる夜中の目覚めを防ぎやすい。下に断熱マットを敷くとさらに安心。 |
購入前に確認しておきたいチェックポイント
「買ってみたけれど、うちの子には合わなかった…」という失敗を減らすために、次のポイントを事前にチェックしておきましょう。
- 柴犬の体重・体長を測り、「丸まったとき+10〜20cm」程度の内寸をイメージする
- 季節(今〜3か月先)と、住まいの環境(床の冷え・エアコンの有無・直射日光の入り方)を考える
- 洗濯方法(丸洗い可/カバーのみ洗濯可/手洗い推奨など)を必ず確認する
- ケージやサークルを使う場合は、内寸とベッドの外寸をメジャーで測り、余裕を持って入るか確認する
- かじり癖・ほりほり癖があるかどうかを思い出し、縫製や生地の耐久性をチェックする
- ネット購入の場合は、とくに返品・交換条件と目安期間に一度目を通しておく
ベッドのラベルや商品ページには、サイズや洗濯表示などの大切な情報が書かれています。
購入前に一度じっくり読み込んでおくと、失敗をぐっと減らせます。
手順とコツ:柴犬がベッドに安心して眠れるようになるまで
ベッドを買って置いただけでは、柴犬がすぐに安心して眠れるとは限りません。
ここでは、初心者の方でも試しやすい3ステップで、「選ぶ → 不安をつぶす → 慣らす」の流れを解説します。
STEP1:情報を集めて候補を絞る(検索)
まずは、柴犬向けや同じくらいの体格の犬種(コーギー・ビーグルなど)のレビューを参考にしながら、候補を3〜5個に絞ります。
- 「サイズ」「形」「季節性」でざっくり候補を絞る
- 価格だけでなく、「洗いやすさ」「耐久性」「返品条件」もメモしておく
- 写真だけでなく、実際の利用者レビューも確認する
後から見比べやすいように、候補ごとにメモアプリやノートに書き出しておくと、迷いにくくなります。
STEP2:比較・問い合わせで不安をつぶす(比較/問い合わせ)
候補が決まったら、商品ページのサイズ表記やQ&Aをじっくり確認します。
迷ったら、ショップに問い合わせてしまうのもおすすめです。
問い合わせの例:
- 「柴犬○kgで、ケージ内で使いたいのですが、どのサイズが良いですか?」
- 「ほりほり癖がある子でも破れにくい素材はどれですか?」
体重・用途・設置場所を具体的に伝えると、より的確なアドバイスをもらいやすくなります。
STEP3:購入後は環境づくりと慣らしをセットで(確定・準備)
ベッドが届いたら、いきなりその夜から本番利用ではなく、まずは日中に慣らすところから始めましょう。
- リビングなど家族がいる場所にベッドを置く
- タオルなどに飼い主さんのニオイをつけてから、ベッドに敷く
- おやつやお気に入りのおもちゃをベッドに置き、「ここは良いことが起きる場所」と教える
少し慣れてきたら、夜の寝る場所として使い始めます。
最初の数日は、飼い主さんの寝室の近くや、声が届きやすい位置にベッド(もしくはケージ+ベッド)を置くと、不安が和らぎやすくなります。
夜泣き時の対応で気をつけたいポイント
- 夜泣きしても、すぐに抱き上げてベッドから出すのは避ける(「泣けば出してもらえる」と学習しやすい)
- 短く落ち着いた声で話しかける・そっとケージに近づくなど、「そばにいるよ」と伝える程度にとどめる
- 子犬期はトイレの可能性も高いので、必要に応じて静かにトイレに連れて行き、終わったら淡々とベッドに戻す
- 日中の運動と遊び時間をしっかり確保し、夜にエネルギーが余り過ぎないようにする
- 寝る直前の激しい遊びは控え、落ち着いたスキンシップやマッサージに切り替える
慣らしの具体例:1週間スケジュール
- 1〜2日目:リビングでベッドを開封。タオルなどに飼い主さんのニオイをつけて敷き、おやつを使って自分から入る体験を増やす。
- 3〜5日目:日中のうたた寝を新しいベッドでしてもらう。「好きなときに入れる安心な場所」として印象付ける。
- 6〜7日目:夜の寝床として本格的に使い始める。最初の数日はケージを寝室近くに置き、徐々に理想の設置場所へ移動していく。
このように段階的に進めることで、柴犬にとっての負担を減らしながら、新しいベッドを「安心できる場所」として定着させやすくなります。
よくある失敗の避け方:サイズ・環境・接し方のNGパターン
柴犬の夜泣き対策では、善意からの行動がかえって夜泣きを長引かせてしまうこともあります。
ここでは、代表的な失敗パターンとその避け方を整理します。
失敗1:サイズ・形のミスマッチ
もっとも多いのが、サイズ・形が合っていないベッドを選んでしまうことです。
柴犬は「中型犬寄りの小型犬」という微妙なサイズ感のため、小型犬用では窮屈になりがち。一方で大型犬用では広すぎて落ち着かないこともあります。
- 「成長するから」と大きすぎるサイズを選び、子犬がベッドの隅で不安そうに丸まってしまう
- かわいさ重視でフワフワすぎる素材を選び、夏場に暑くて夜中に何度も起きてしまう
- 洗えないベッドを選んでしまい、粗相やニオイで不衛生になり、結果として落ち着けない
- 夜泣きのたびに場所をコロコロ変えたり、ベッドを頻繁に買い替えて「いつもの場所」が育たない
こうした失敗を防ぐには、
「今の体格に合うサイズ」「季節と住環境に合う素材」「洗いやすさと耐久性」
を冷静にチェックすることが大切です。
失敗2:夜泣きへの反応が一貫していない
夜泣き対策で見落としがちなのが、飼い主さん側の対応の一貫性です。
- かわいそうで毎回抱き上げていると、「泣けば構ってもらえる」と学習し、習慣化してしまう
- 逆に、完全に無視し続けると、不安の強い子には負担が大きい場合もある
おすすめは、次のようなスタンスです。
- 最初の数日は、短く落ち着いた声で「大丈夫だよ」と声をかける程度にとどめる
- トイレや体調不良の可能性がないか、日中の様子も含めて確認する
- 震え・よだれ・激しいハアハアなど、明らかに怖がっている場合は、環境の見直しや獣医師への相談も検討する
- 家族全員で対応方針を共有し、「抱き上げる人」「無視する人」などのバラバラな対応を避ける
判断に迷ったら、夜の様子を動画に撮っておき、後から客観的に見直すのも一つの方法です。
かかりつけの動物病院やトレーナーに相談するときの資料にもなります。
失敗3:環境要因を見落としている
ベッド自体に問題がなくても、環境要因が夜泣きの原因になっているケースも少なくありません。
- エアコンの風が直接当たっていて寒い/乾燥している
- 窓際に置いていて、外の物音や光が入りやすく落ち着けない
- 家電の待機ランプやスマホの充電ランプなど、わずかな光が気になっている
- 家族の帰宅時間がバラバラで、夜遅くまで物音がしている
こうした場合は、ベッドの置き場所を変える・カーテンや目隠しを使う・照明を間接照明にするなど、環境側を工夫するだけで改善することもあります。
まとめ:一貫した環境づくりが柴犬の夜泣き対策の近道
ここまで、柴犬の夜泣き対策としてのベッド選びと環境づくりについて見てきました。
大切なポイントをあらためて整理すると、次のようになります。
- 柴犬の丸まった体勢に少し余裕があるサイズを選ぶ
- 季節と住環境に合った素材・構造(通気性と保温性のバランス)を選ぶ
- 安心できる固定の場所を決め、日中から少しずつ新しいベッドに慣らしていく
- 夜泣きが出ても、すぐに抱き上げず、「そばにいる安心感」を伝える対応を心がける
- 家族で対応方針をそろえ、一貫したルールを続ける
夜泣きが続くと飼い主さんもつらくなりますが、焦って環境を何度も大きく変えるより、
「一貫したルール」と「落ち着いた対応」を続けることが、結果的には近道になることが多いです。
迷ったときは、公式情報や専門家の意見も参考にしながら、
柴犬と飼い主さんのどちらにとっても無理のない方法を選んでいきましょう。
FAQ:柴犬のベッド選びと夜泣きに関するよくある質問
Q. ベッドを変えれば夜泣きは必ずおさまりますか?
A. 残念ながら、「ベッドを変えれば必ず夜泣きがなくなる」とは言い切れません。
ただし、サイズ・素材・置き場所・慣らし方を見直すことで、夜泣きが軽くなるケースは多いです。
それでも改善しない場合は、体調不良や不安の強さなど、別の要因が隠れている可能性もあるため、獣医師やトレーナーへの相談も検討しましょう。
Q. 子犬はいつ頃から専用ベッドを用意すべきですか?
A. 多くの場合、お迎えしたタイミングから専用ベッドを用意するのがおすすめです。
はじめはケージにタオルやブランケットだけでも構いませんが、早いうちから「ここが寝る場所」と決めて慣れてもらうと、成長してからもスムーズです。
Q. ケージやクレートはあった方が良いですか?
A. 夜泣き対策だけでいえば、ケージやクレートがある方が安心感を得やすい柴犬が多いです。
「囲まれている=守られている」と感じやすく、安全面でもメリットがあります。
ただし、閉じ込める時間が長すぎたり、無理に入れようとすると逆効果になることもあるため、日中から少しずつ慣らしていくことが大切です。
Q. ベッドは2つ以上用意してもいいですか?
A. 基本的には問題ありません。
リビング用・寝室用など、生活リズムに合わせて使い分けることで、「どこにいてもくつろげる場所」が増えるというメリットもあります。
ただし、夜の寝床はできるだけ同じ場所・同じベッドにしてあげた方が、「いつもの寝る時間・いつもの場所」として習慣化しやすくなります。
Q. どのくらいの期間で夜泣きが落ち着きますか?
A. 個体差はありますが、環境が安定してきて、ベッドにも慣れてくると、数日〜数週間で落ち着いてくることが多いです。
ただし、月齢が小さい子犬や、もともと不安が強い性格の子の場合は、もう少し時間がかかることもあります。
「昨日できなかったことが今日は少しできた」など、小さな変化を見つけて褒めてあげる気持ちで、長い目で付き合っていくのがおすすめです。



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