「柴犬って、どうしてこんな行動をするの?」
そう感じたことはありませんか?
柴犬は日本犬らしい賢さ・自立心・忠誠心を持つ一方で、
繊細・頑固・慎重・警戒心が強いという複雑な一面も持ちます。
この記事では、柴犬の性格を7つのタイプに分類し、
具体的な接し方・しつけのポイントを体系的にまとめています。
「うちの子に合う接し方が分かった」
「読みやすくて実践しやすい」
と感じてもらえるよう、専門的な内容もやさしく噛み砕いています。
✔ 柴犬の性格は「本能・遺伝・環境」で決まる
柴犬の行動や性格は、主に以下の3つから構成されます。
- ① 本能(狩猟犬としての気質)
本来は番犬・猟犬だったため、警戒心が強く、縄張り意識も高め。 - ② 遺伝(親犬の気質)
穏やかな血統は穏やかに、慎重な血統は慎重になりやすい。 - ③ 環境(飼い主の接し方・社会化)
育て方によって、性格は大きく変わります。
特に社会化不足は、吠える・噛む・怖がり・他犬NGの原因になりやすいので、子犬期は慎重に育てたいところです。
✔ 柴犬の性格を「7タイプ」に分類
柴犬と生活してきた経験から、飼い主が最も理解しやすいように性格を7タイプに分類しました。
① 甘えんぼタイプ
飼い主のそばにいたい、撫でてほしい、抱っこも好き。
ただし、他人にはそっけない「ツンデレ気質」。
接し方のコツ
- スキンシップはたっぷりと
- 留守番時間は短めに
- 安心できる寝床を作る
② 慎重・ビビりタイプ
初対面が苦手、音に敏感。
無理に触られるとストレスになりやすいタイプです。
接し方のコツ
- 新しい環境は「ゆっくり慣れさせる」
- 嫌がることを無理にしない
- 静かな空間を確保
③ やんちゃ・元気いっぱいタイプ
遊ぶの大好き!興奮しやすく、衝動的に行動しがち。
接し方のコツ
- 毎日の散歩+遊びでエネルギーを発散
- 興奮時は無視してクールダウン
- ルールを一貫して伝える
④ マイペース・自立タイプ
べたべたせず、一定の距離感で過ごすタイプ。
柴犬らしい古風な気質。
接し方のコツ
- 無理にかまわない
- 自分から来たときは優しく撫でる
- 指示は短く・明確に
⑤ 縄張り意識強めタイプ
自宅・家族を守る本能が強い。来客に吠えやすい。
接し方のコツ
- 来客時に安全な距離を確保
- 吠えを叱らず、落ち着ける環境を用意
- 安心できるクレートを活用
⑥ 賢くて観察力が高いタイプ
飼い主の表情・空気をよく読む賢い子。
ただし、賢さゆえに「嫌なことは避ける天才」でもある。
接し方のコツ
- ご褒美を正しく使う
- 叱る場面を極力減らす
- 成功体験を積ませる
⑦ ちょっと頑固タイプ
「自分のペースを崩したくない」タイプ。
無理に動かすと反発しやすい傾向があります。
接し方のコツ
- まず「納得」させる
- 急かさない
- 成功したらしっかり褒める
✔ 柴犬に「絶対やってはいけない」接し方
- 怒鳴る・叩くなどの体罰
- 無理やり触る・抱っこする
- 初対面の人や犬に無理に会わせる
- 生活リズムがバラバラ
柴犬は繊細なので、強制的な接し方は逆効果になります。
✔ 柴犬のしつけの基本は「安心・一貫性・成功体験」
どの性格タイプにも共通する大原則は以下の3つです。
- ① 安心できる環境(恐怖を与えない)
- ② 一貫性(家族でルールを統一)
- ③ 成功体験を積ませる(できたら褒める)
特に柴犬は「自分で考える犬種」なので、
押しつけではなく、自然に正しい行動へ導くことが重要です。
✔ よくある悩みと対処法
● 吠えやすい
- 来客時は距離をとる
- 刺激を減らして落ち着かせる
- 吠えた後を叱らない
● 噛む・歯を当ててくる
- 興奮させすぎない
- 噛んだら遊びを一旦ストップ
- ストレス発散を十分にする
● 散歩で引っ張る
- まず家の中で練習
- リードを短く持ちすぎない
- 引っ張ったら立ち止まる
まとめ:柴犬は“理解すればするほど愛おしい犬”
柴犬は少し複雑で、繊細で、でもとても愛情深い犬種です。
性格タイプを把握して接し方を合わせるだけで、
驚くほど関係がスムーズになり、問題行動も減っていきます。
この記事が、あなたと柴犬のより良い毎日のためのヒントになれば幸いです。



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