「ちゃんとやってるのに、全然うまくいかない…」
柴犬と暮らしていると、そんなふうに落ち込む日がありますよね。
しつけ本に書いてある通りにやってみる。
動画も見る。
SNSで他の人のやり方も調べる。
それでも、
呼んでも来ない。
急に座り込む。
おやつより外の匂いに夢中。
「なんでうまくいかないんだろう」
「私の接し方が悪いのかな」
そんなふうに、自分を責めてしまう人も少なくないと思います。
でも、あとから気づいたんです。
柴犬って、“本どおりにいかないこと”も含めて、柴犬らしいんですよね。
頑固で、マイペースで、そっけない。
でも、だからこそ忘れられない存在になる。
今回は、しつけ本どおりにいかなくて悩んだ経験を通して、柴犬との向き合い方についてお話します。
しつけ本どおりにやっても、柴犬は動かないことがある
最初は、「正しい方法なら、ちゃんとできるようになる」と思っていました。
しつけ本には、
- 成功した瞬間に褒める
- おやつを使って覚えさせる
- 一貫した指示を出す
と書いてあります。
もちろん、どれも大切な考え方です。
でも、柴犬って“理論だけでは動かない”ことがあるんですよね。
うちの柴犬も、まさにそうでした。
- おやつより外の音が気になる
- 気分が乗らないと完全スルー
- 散歩中、突然「帰りませんモード」に入る
- 何回呼んでも知らん顔
最初は、「しつけ失敗かもしれない」と本気で落ち込みました。
でも、他の柴犬飼い主さんの話を聞くと、
「うちも全然言うこと聞かないよ」
「柴犬ってそういうところあるよね」
という声が本当に多かったんです。
柴犬は、ベタベタ従順なタイプではありません。
ちゃんと信頼した相手の言葉を、自分で考えて受け取るようなところがあります。
だからこそ、不器用なのに愛おしいんですよね。
“理想通りにできない=失敗”
ではないんだと思います。

「できない子」ではなく、“今日は難しい日”なのかもしれない
続きを読んでいる人の中には、
「うちの子だけなのかな…」
と不安になっている人もいるかもしれません。
でも、柴犬って本当に“その日の気分”や“安心できる環境”に左右されやすい犬種なんです。
たとえば、
- 人が多い場所だと集中できない
- 怖い経験のあとに警戒心が強くなる
- 眠い時間は指示が入りにくい
- 知らない音がすると全部そっちに気を取られる
こんなこと、よくあります。
特に柴犬は、繊細なのに“平気そうな顔”をすることも多いんですよね。
だから昔の私は、
「なんでできないの?」
「ちゃんと覚えてよ」
と焦ってしまっていました。
でも途中から、
「今日は難しい日なんだな」
と考えるようにしたんです。
すると、不思議なくらい気持ちがラクになりました。
柴犬って、押されるほど頑固になることがあります。
逆に、「大丈夫だよ」という空気には、少しずつ心を開いてくれることもあるんですよね。
しつけというより、“信頼関係を積み重ねる時間”に近いのかもしれません。
基礎的なしつけを整理したい人は、こちらの記事も参考になります。
怒りすぎてしまった日は、あとからずっと残ることがある
うまくいかない日が続くと、つい感情的になってしまうこともありますよね。
私も、「なんで分からないの!」と強く言ってしまったことがあります。
すると、柴犬って意外なくらい空気を覚えているんです。
急によそよそしくなったり、少し距離を取るようになったり。
あの瞬間、「あ、傷つけてしまったかもしれない」と後悔しました。
柴犬はベタベタ甘えてくるタイプではないぶん、距離感の変化が余計に切なく感じることがあります。
だからこそ、“完璧なしつけ”より、“安心できる関係”のほうが大切なんだと思うようになりました。
もし、怒りすぎて自己嫌悪になっている人は、こちらの記事も読むと少し気持ちがラクになるかもしれません。

うまくいかなかった経験が、柴犬らしさを知るきっかけになる
今振り返ると、しつけに悩んだ時間も無駄ではありませんでした。
むしろ、その時間があったから、
「この子はこういう性格なんだ」
と分かるようになった気がします。
- 急に触られるのが苦手
- 静かな場所だと落ち着く
- 褒め言葉より、一緒にいる安心感を好む
- そっけないのに、ちゃんと近くにいる
そんな“小さな個性”が少しずつ見えてきました。
しつけ本だけを見ていた頃は、「正解」を探すことばかり考えていたんです。
でも、本当に大事だったのは、“目の前の柴犬を見ること”でした。
特に柴犬は、マニュアルより“関係性”で変わることがあります。
急に甘えてくる日。
何も言わず近くで寝る日。
散歩中、ふとこちらを見上げる瞬間。
そういう何気ない時間の積み重ねが、あとからすごく愛おしく感じるんですよね。
あとから写真を見ると、「悩んでいた日」まで愛おしくなる
不思議なんですが、今スマホの写真を見返すと、
「全然言うこと聞かなかった日」
「散歩で座り込んで帰れなかった日」
そんな日の写真ほど、妙に愛おしく感じるんです。
たぶん、“完璧じゃなかった時間”も含めて、一緒に暮らした思い出だからなんでしょうね。
でも、その頃は余裕がなくて、
「ちゃんとしなきゃ」
「できるようにしなきゃ」
ばかり考えていました。
だから今になると、
「もっと肩の力を抜いて、一緒に過ごせばよかったな」
と思うこともあります。
柴犬って、急に大人っぽい表情をする瞬間がありますよね。
気づけば少し白くなった口元。
昔よりゆっくり歩く散歩。
そういう変化を見るたびに、“今しかない時間”なんだと感じます。
もし最近、急によそよそしくなったように感じて不安になっているなら、こちらの記事も共感できるかもしれません。
「ちゃんとできたか」より、“一緒に過ごせたか”でいい
SNSを見ると、完璧にしつけされているように見える柴犬もたくさんいます。
でも実際は、みんな悩みながら暮らしています。
呼んでも来ない日もある。
頑固モード全開の日もある。
それでも、一緒に過ごした時間はちゃんと積み重なっています。
だから、「しつけ本どおりにできなかった」と落ち込みすぎなくて大丈夫です。
柴犬は、“マニュアル通り”より、“信頼関係”で動くことが多い犬種です。
少しずつ、お互いのペースを見つけていけばいいんだと思います。
そして今の何気ない毎日も、あとから振り返ると、きっと大切な思い出になります。
うまくいかなかった日まで含めて、「うちの子らしかったな」と思える日が、きっと来ます。
焦らず、比べすぎず。
今日も柴犬との毎日を、大切に過ごしていきたいですね。



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