「柴犬って可愛いなぁ。子犬から育ててみたい」
そう思って迎えたものの、最初の数か月で心が折れそうになった…という飼い主さんは少なくありません。
実際、柴犬の子犬期は“可愛いだけ”では終わらない時期です。
夜泣き、甘噛み、トイレ失敗、突然の拒否柴…。
SNSで見るような穏やかな毎日とは違い、「こんなに大変なの?」と戸惑うこともあります。
でも、それは飼い主として失敗しているわけではありません。
柴犬はもともと警戒心が強く、独立心もある犬種です。
だからこそ、子犬期には“柴犬らしい難しさ”が出やすいんです。
この記事では、実際に多くの飼い主さんが「子犬期で大変だった」と感じることを、理由と対策も含めて具体的にまとめました。
迎える前に知っておくことで、心の余裕はかなり変わります。
「うちだけじゃなかったんだ」
そう思えるだけでも、少し気が楽になるはずです。
夜泣きでほとんど眠れなかった
柴犬の子犬期で特につらいと言われやすいのが、夜泣きです。
ケージに入れた瞬間、
「クンクン…」
「キャンキャン!」
と鳴き続け、気づけば深夜2時…。
翌日仕事なのに眠れず、精神的にかなり疲れたという声もよくあります。
特に迎えた初日は、子犬にとって環境が突然変わるタイミングです。
親兄弟と離れ、知らない家に来るため、不安で鳴くのは自然な反応でもあります。
なぜ柴犬は夜泣きしやすいの?
柴犬は警戒心が強く、環境変化に敏感です。
そのため、新しい音・匂い・暗さに不安を感じやすい傾向があります。
また、「鳴けば誰か来てくれる」と覚えると、夜泣きが長引くこともあります。
少し楽になった対策
- ケージに布をかけて安心できる空間を作る
- 飼い主の匂いがついたタオルを入れる
- 寝る前に軽く遊ばせてエネルギーを発散する
- 鳴いても毎回すぐ抱っこしない
もちろん、体調不良やトイレの可能性は確認が必要です。
ただ、“不安だから鳴いているだけ”の場合は、少しずつ慣れていくことも多いです。
最初の数日は本当に大変ですが、「永遠に続くわけではない」と知っているだけでも気持ちは違います。

甘噛みが想像以上に痛かった
「子犬だから甘噛みくらいするよね」
そう思っていたら、手が傷だらけになった…。
これもかなり多い悩みです。
特に柴犬は興奮すると勢いが強くなりやすく、遊びのつもりでも本気に近い力で噛んでくることがあります。
靴下を履こうとすると足に噛みつく。
ソファに座ると腕をガブガブ。
散歩前はテンションが上がって制御不能。
「うちの子、攻撃的なのかな…」
と不安になる人もいますが、子犬期では珍しくありません。
甘噛みが増える理由
子犬は口を使って世界を学びます。
さらに歯の生え変わり時期はムズムズしやすく、噛みたくなることもあります。
また、柴犬は興奮するとスイッチが入りやすい子も多いため、遊びが激しくなりやすいです。
やってよかった対策
- 噛まれたら大声ではなく静かに遊びを中断する
- 噛んでいいおもちゃへ誘導する
- 興奮しすぎる前に遊びを終える
- 手をおもちゃ代わりにしない
特に大切なのは、「噛むと楽しい」が続かないようにすることです。
逆に、怒鳴ったり叩いたりすると、警戒心が強くなる場合もあります。
柴犬は信頼関係をとても大切にする犬種です。
“怖がらせて従わせる”より、“安心して落ち着ける関係”のほうが長い目で見ると上手くいきやすいです。
トイレを覚えず心が折れかけた
朝起きたら床におしっこ。
洗濯物の上にも失敗。
「さっき成功したのに、なんで!?」と頭を抱えた人も多いはずです。
特に柴犬は“場所へのこだわり”が強い子もいます。
一度失敗した場所を気に入ってしまうケースもあります。
失敗が続く理由
子犬はまだ膀胱が未発達です。
そのため長時間我慢できません。
さらに、遊びに夢中になるとトイレを忘れることもあります。
少しずつ成功率を上げるコツ
- 起床後・食後・遊んだ後はトイレへ誘導する
- 成功した瞬間にしっかり褒める
- 失敗しても怒らず静かに掃除する
- 消臭を徹底して匂いを残さない
怒ると「排泄そのものがダメ」と覚えてしまうことがあります。
すると隠れてするようになる場合もあります。
最初は本当に根気勝負です。
でも、少しずつ成功回数が増えると、ちゃんと成長を感じられるようになります。
散歩デビュー後の“拒否柴”に驚いた
やっとワクチンが終わって散歩デビュー。
なのに数メートルでピタッ。
そこから全く動かない。
いわゆる“拒否柴”です。
「散歩好きじゃないの?」
「体調悪い?」
と心配になりますが、柴犬ではよく見られます。
なぜ止まってしまうの?
柴犬は慎重で、自分で納得しないと動かないことがあります。
初めて見る景色、音、人、自転車…。
子犬にとって外は刺激だらけです。
怖くて固まってしまうこともあります。
無理に引っ張らないことが大切
- 最初は短時間から慣らす
- 静かな道を選ぶ
- 抱っこ散歩で外の音に慣れさせる
- 歩けたらしっかり褒める
無理やり引っ張ると、「散歩=怖い」が強くなる場合があります。
最初は“歩く練習”というより、“外は安心できる場所”と覚えてもらう意識のほうが上手くいきやすいです。

子犬期は「ちゃんと育てなきゃ」で苦しくなりやすい
実は一番大変なのは、柴犬ではなく“飼い主の気持ち”かもしれません。
「しつけ失敗したらどうしよう」
「噛み癖が残ったら?」
「他の家はもっと上手くやってるのに…」
SNSを見るほど焦ることもあります。
でも、子犬期は完璧じゃなくて大丈夫です。
むしろ、失敗しながら少しずつ関係を作っていく時期でもあります。
柴犬は特に、すぐベタベタ甘えるタイプではない子もいます。
だからこそ、少しずつ信頼してくれる変化が本当に嬉しいんです。
夜泣きしていた子が、隣で安心して寝るようになる。
拒否柴だった子が、自分から散歩へ行きたがる。
その積み重ねが、あとから振り返ると大切な思い出になります。
まとめ|大変だったからこそ、あとで「宝物みたいな時間」になる
柴犬の子犬期は、正直かなり大変です。
- 夜泣きで眠れない
- 甘噛みで傷だらけ
- トイレ失敗が続く
- 拒否柴で散歩が進まない
でも、それは「自分だけ」ではありません。
多くの飼い主さんが同じように悩みながら、一緒に成長しています。
そして不思議なことに、あとから写真を見返すと、
「あの頃、本当に小さかったな」
と少し泣きそうになることがあります。
毎日バタバタで余裕がなくても、その時間は二度と戻ってきません。
もしこれから柴犬を迎えるなら、ぜひ“完璧な飼い主”ではなく、“一緒に成長する気持ち”を大切にしてみてください。
きっと数年後、「大変だったけど、あの時間が愛おしかった」と思える日が来ます。
柴犬を迎える前の準備や、初心者が知っておきたいことは、こちらの記事でも詳しくまとめています。
柴犬をペットとして迎えるための基本知識と準備
「もっと写真を残しておけばよかった…」と後悔する飼い主さんも少なくありません。
子犬期の思い出を残す大切さについては、こちらもぜひ読んでみてください。
「あの時もっと」を防ぐために|柴犬との思い出の残し方
フォトブックを作るなら、後悔しにくい選び方を比較したこちらの記事も参考になります。
フォトブック比較|後悔しない柴犬の思い出の残し方


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