「柴犬って、もっと穏やかに育つと思ってた」
小さくて丸い顔で寝ている姿を見て、「この子との暮らし、絶対幸せだろうな」と想像していたのに、迎えて数日で寝不足。
甘噛みは痛いし、トイレは失敗するし、散歩では急に動かなくなる。
可愛いはずなのに、余裕がなくなってしまう。
「ちゃんと育てられるかな…」と不安になる。
実は、柴犬の子犬期で同じように悩む人はかなり多いです。
柴犬は、そっけないのに気になる。
甘えすぎないのに、ふとした瞬間に愛おしくなる。
そんな独特の距離感を持つ犬種だからこそ、子犬期も“思ったより難しい”と感じやすいんです。
でも、大変だった時期はずっと続くわけではありません。
あとから写真を見返したとき、「あの頃、小さかったな」と少し泣きそうになる人も多いです。
今まさに余裕がなくなっている人も、「うちだけじゃなかったんだ」と少し気持ちが軽くなるように、柴犬の子犬期でよくある悩みをまとめました。
夜泣きで「いつ寝れるの…」と限界になった
最初につまずきやすいのが、夜泣きです。
電気を消してケージに入れた瞬間、
「クンクン…」
「キャンキャン!」
と鳴き続ける。
時計を見ると深夜2時。
翌日も仕事なのに、全然眠れない。
「これ、いつまで続くの…」
と心が折れそうになる人も少なくありません。
特に迎えたばかりの頃は、子犬にとって世界が急に変わった状態です。
親兄弟と離れ、知らない匂いの家で、ひとりで寝る。
不安で鳴いてしまうのは、ある意味自然な反応でもあります。
柴犬は環境変化に敏感な子も多い
柴犬は警戒心が強く、慣れるまで時間がかかる子もいます。
新しい音。
暗さ。
家の気配。
ちょっとした物音でも気になって落ち着けないことがあります。
特に、ベタベタ甘えるタイプではない柴犬ほど、「不安を我慢しながら鳴いている感じ」が強い子もいます。
少しずつ楽になった対策
- ケージに布をかけて落ち着ける空間を作る
- 飼い主の匂いがついたタオルを入れる
- 寝る前に軽く遊んで疲れさせる
- 鳴くたびに毎回抱っこしない
もちろん、トイレや体調不良の可能性は確認が必要です。
ただ、“寂しくて不安”が原因の場合は、数日〜数週間で少しずつ落ち着いていくことも多いです。
今は長く感じても、あとから振り返ると「あの頃が一番小さかったんだな」と思う瞬間があります。

甘噛みが想像以上で「本当に大丈夫?」と不安になった
「子犬の甘噛みって、もっと可愛い感じだと思ってた」
そう感じる人もかなり多いです。
実際は、腕にガブッ。
靴下に噛みつく。
テンションが上がると止まらない。
小さい歯なのに意外と痛くて、「うちの子、攻撃的なのかな…」と不安になることもあります。
特に柴犬は、興奮すると一気にスイッチが入る子も少なくありません。
マイペースなのに、遊び始めると急に激しくなる。
そんな“柴犬らしさ”を感じる場面でもあります。
甘噛みが増える理由
子犬は、口を使って世界を学びます。
さらに歯の生え変わり時期はムズムズしやすく、噛みたくなりやすいです。
そこに興奮が重なると、勢いが強くなることがあります。
やってよかった対応
- 噛まれたら静かに遊びを中断する
- 噛んでいいおもちゃへ誘導する
- 興奮が上がりすぎる前に切り上げる
- 手をおもちゃ代わりにしない
特に大切なのは、「噛むともっと楽しくなる」と覚えさせないことです。
逆に、大声で怒鳴ったり叩いたりすると、柴犬の警戒心が強くなることもあります。
柴犬は、“怖い人”より“安心できる人”をちゃんと覚える犬種です。
すぐに完璧を目指すより、少しずつ信頼関係を作っていくほうが、あとから楽になることも多いです。
トイレ失敗が続いて「向いてないかも」と落ち込んだ
朝起きたら床におしっこ。
洗濯物の上にも失敗。
「さっき成功したのに、なんで!?」
と頭を抱えた人も多いはずです。
毎日掃除ばかりしていると、気持ちに余裕がなくなってきます。
でも、子犬期のトイレ失敗は珍しいことではありません。
柴犬は“場所へのこだわり”が強い子もいる
柴犬は意外と頑固です。
一度「ここでする」と決めた場所を気に入ってしまう子もいます。
また、遊びに夢中になると、トイレ自体を忘れてしまうこともあります。
成功率を少しずつ上げるコツ
- 起床後・食後・遊んだ後はトイレへ誘導する
- 成功した瞬間にしっかり褒める
- 失敗しても怒らず静かに掃除する
- 消臭を徹底して匂いを残さない
怒ると、「排泄=怒られる」と覚えてしまうことがあります。
すると隠れてするようになる場合もあります。
本当に大変な時期ですが、あとからスマホを見返すと、
「この頃、毎日バタバタだったな」
と懐かしく感じる人も少なくありません。
子犬期の写真や思い出を残したい人は、こちらの記事でも詳しくまとめています。
柴犬の思い出を残す方法5選|スマホ・アルバム・フォトブック活用法
散歩デビュー後の“拒否柴”に驚いた
やっとワクチンが終わって、楽しみにしていた散歩デビュー。
なのに数メートルでピタッ。
そこから全然動かない。
いわゆる“拒否柴”です。
「散歩好きじゃないの?」
「体調悪い?」
と焦る人もいますが、柴犬ではかなりよくあります。
柴犬は“納得しないと動かない”こともある
柴犬は、慎重でマイペースです。
初めて見る景色。
知らない音。
通り過ぎる自転車。
子犬にとって外は刺激だらけです。
怖くて固まってしまうこともあります。
そして柴犬は、「嫌だ」と思うと、かなり頑固に動かないことがあります。
最初は“慣れる”を優先する
- 短時間から始める
- 静かな道を選ぶ
- 抱っこ散歩で外に慣れさせる
- 歩けたらしっかり褒める
無理やり引っ張ると、「散歩=怖い」が強くなることもあります。
最初は、“ちゃんと歩かせる”より、“外は安心できる場所”と覚えてもらう意識のほうが上手くいきやすいです。

「ちゃんと育てなきゃ」と思いすぎて苦しくなることもある
実は、一番しんどいのは“飼い主の気持ち”かもしれません。
「しつけ失敗したらどうしよう」
「このまま噛み癖が残ったら?」
「他の家はもっと上手くやってるのに…」
SNSを見れば見るほど焦ることもあります。
でも、子犬期は完璧じゃなくて大丈夫です。
柴犬は、最初からベタベタ甘える子ばかりではありません。
だからこそ、
ふと隣で寝るようになった日。
目を見て安心した顔をした瞬間。
自分から散歩へ行きたがった朝。
そんな小さな変化が、あとからすごく愛おしく感じます。
毎日余裕がない時期ほど、写真フォルダを見返したときに胸がギュッとなることがあります。
“あとで後悔しない思い出の残し方”については、こちらの記事でもまとめています。
「もっと撮っておけばよかった」と後悔しないために|柴犬との今を残す考え方
まとめ|大変だった時間ほど、あとから愛おしくなることがある
柴犬の子犬期は、本当に大変です。
- 夜泣きで眠れない
- 甘噛みで傷だらけになる
- トイレ失敗が続く
- 拒否柴で散歩が進まない
でも、それは「自分だけ」ではありません。
多くの飼い主さんが、同じように悩みながら、一緒に少しずつ成長しています。
そして数年後、スマホの写真を見返したとき、
「あの頃、小さかったな」
と少し泣きそうになる瞬間が来ることがあります。
毎日バタバタで余裕がなくても、その時間は二度と戻ってきません。
もし今、心が折れそうになっているなら、“完璧な飼い主”を目指しすぎなくて大丈夫です。
柴犬は、不器用だけど、ちゃんと少しずつ心を近づけてくれる犬種です。
きっとあとから、
「大変だったけど、あの時間が宝物だった」
と思える日が来ます。
これから柴犬を迎える人は、事前に知っておくだけでも気持ちがかなり楽になります。
迎える前に準備しておきたいことは、こちらの記事でも詳しくまとめています。
柴犬をペットとして迎えるための基本知識と準備



コメント